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2009年11月23日 (月)

教員免許取得は修士課程卒が必要??

09/11/23

 一昨日の新聞に因ると、教員のレベル向上の為、教員免許取得には修士課程を出ることを義務付ける検討がされていると報道されていました。 私はこれは実体を知らない人たちが、2年間修士課程を課せば教育水準が上がると錯覚しているとしか思えません。

 教員の一番の問題は、教師のレベルアップする教育システムが無い事です。 教師になった瞬間に、1年目から担任を任されるて居るのが実態ではないでしょうか? そこにはサポートする古株の先生が居ると言われるかも知れませんが・・・

 日本の優良企業は新入社員の教育システムを構築して、企業の永続性を保つ努力をしてきました。 私が勤めていた会社では、大学を出て、入社3年目までは1人前の扱いを受けませんでした。 入社時の教育の後に、工場の製造現場で実習を3~6ヶ月行い、その後、各部署に配属されますが、各自持ったテーマに付いて3年後に全社対象の新人研究発表会という報告会で、研究成果を報告した後でないと、一人前の扱いを受けられませんでした。 その後も、社内外で、”カイゼン”、原価管理、品質管理等の教育プログラムが組まれていました。 圧巻は日科技連の品質管理ベーシックコースで、6ヶ月間、毎月1週間の研修があり、次月までの宿題も出されます。 参加している本人も大変ですが、同じ部署の人たちは研修の間、一人分の仕事が増えるので負荷増になります。 しかし、研修後に身に付けたことを仕事に生かしてくれれば、それだけ組織としては活性化し負荷軽減になります。 又、管理職になるにはTOEICである得点以上を獲っている事が求められていました。 これは日々自己研鑽しないと身に付きません。 

 今も行われているか存じませんが、富士通さんの課長昇進試験は以前TV番組でも紹介されていましたが、社長の前でプレゼンテーションをして、一定の得点以上で無いと昇進できない事になっていました。 この場合も一人の課長を育てるために組織を挙げて支援していました。 利己主義にならず、人を育てるシステム造り、努力が必要なのです。

 これは私の息子が中学生の時の授業参観で見た光景ですが、授業は技術家庭で、銅板と半田ゴテを使用して、電気回路を造るものでした。 ハンドドリルを固定してボール盤として使用していましたが、銅板に穴を開けた際に銅板をきちんと固定していないので、ドリルの回転と一緒に銅板も回転して、今にも銅板がどこかに飛んでいく危険な状況がありましたが、担当の教師は全く安全面への注意は払っていませんでした。 企業で労働災害が発生すると、関係官庁からのお叱りは当然のこと、再発防止に最大の努力を払うのが社員の家族を含めた幸福を得る活動です。 私は技術家庭を担当する教師は、例えば夏休みの期間を使って、例えば自動車組立工場等の製造現場で仕事を経験すべきであると思っています。 自動車組立工場などは”原価低減の工夫”と”安全作業”が至る所にあり、その経験は即ち、学校での”技術”の教育に実際に生かせるものと思います。

 これも10数年前の話ですが、当時、パソコンゲーム機が台頭してきた時期で、子供にもパソコンに触る機会を与えようとの教育委員会の旗振りで、小学校にパソコン(PC)が支給されました。 所が、学校はこのPCをどうしたかと言うと、教育委員会から支給されたありがたい物であるので、子供に壊されてはいけないと、鍵の掛かるロッカーにしまいこんでしまったのです。 PCをお使いの方なら誰でも承知している事ですが、PCは直ぐ壊れます。 又、ハード(PC本体)、ソフトも短期間で陳腐化してしまいます。 しかし、今も当時も、知識を持っていれば直ぐ更新し直せる道具なのです。 我が家では現在6台の自作PCが稼動していますが、秋葉原等の専門店に行って部品を集めてくれば、自分のPCが出来ます。 学校では当時、PCは神棚に飾っておく代物であった訳です。 この状況は現在もあまり代わっていないのでは無いでしょうか? 40歳代、50歳代の教師の方のインターネットID取得率は企業の方のそれと比べると低いのではないかと思います。 大手企業は業務のほとんどをオンライン化していますので、全員が仕事上のIDを持っています。 偶に漏洩事件でニュースを賑わす、成績や個人情報管理がオンライン化の障害と言われるかもしれませんが、これはそれなりのシステムを構築すれば解決する問題です。 むしろシステムが出来ていないために、個人が情報を持ち歩く状況を作り出して、そこに事件が発生しているとも思います。 

 上記したように、教員採用の1年目から担任に着かせると言うような、経験の無い人をいきなり経験者と同じ扱いをする体制自体が可笑しいのです。 この事は単に教師や教育レベルの問題だけではなく、今ではインターネットを利用すれば、あらゆる勉強の為の教科書類、情報が誰でも手に入れることが出来る訳で、国外を見渡すと、中国やインドの様に、多くの人口を抱えた国では、優秀な人材がそれだけ多く出てくる可能性を秘めているわけです。 この事は”技術大国日本”が早晩崩れ、”貧困国日本”になってしまう大きな危険性をはらんでいる事を認識する必要があるのです。 修士課程で2年間遊ばせている余裕は日本には無いはずです。 2年間を徹底した教育期間にすべきです。

 小中学校の子供を持たれている親御さんは、自分の子供にどんな教育をするのか? ということに付いて、新しい目で進路を見る必要があると思います。 かつての有名校は今は幻かもしれません。 

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